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トリック プティ・セコンドがオリジナルコレクションに新たな息吹を吹き込む

パルミジャーニ・フルリエのCEO、グイド・テレーニ(Guido Terreni)氏に“新しいトリックはいつ登場するのか”と尋ねたのは、ちょうど1年前のことだった。その質問で何よりも知りたかったのは、現代の熱狂的なファンのあいだで愛された新しいトンダ PFの勢いにブランドが自信を持ち、ミシェル・パルミジャーニ(Michel Parmigiani)氏がブランドを再スタートさせるために開発したコレクションを再び見直す時期がいつになるのかということであった。

The Parmigiani Fleurier Toric Corrector In Rose Gold
パルミジャーニ・フルリエのローズゴールド製トリック・コレクター。

ウブロスーパーコピーn級品 代引きブランドは10年か12年のあいだに少し方向性を失ったと言えるでしょう”とテレーニ氏は語った。“初期のトリックのなかで非常に興味深いコレクタブルな作品が存在するのは、ブランドの威信がそこから来ているからです。そしてその後の10年間は、ブランドが顧客との接触を少し失った時期だと思います。私が最初に取り組んだのは、最も緊急性が高く、販売面で最も可能性があったトンダ PFでした。そしてトリックは最初に生まれたコレクションです。そのため、まずトリックに取り組むのは当然のことでした”。

Parmigiani Toric Memory Time
ミシェル・パルミジャーニ氏所有のパルミジャーニ・フルリエ “トリック メモリータイム”。

当初は気づかず、2024年4月のWatches&Wondersで知ることになったのだが、トリックについて尋ねた私のタイミングは最悪だった。テレーニ氏は後に、私たちが会う直前にトリック再ローンチの初期プロトタイプを受け取り、それが完全に的外れだと感じたそうだ。彼はすべてのアイデアを捨ててゼロから始める準備をし、再ローンチを少なくとも1年遅らせる可能性があった。幸いなことに、核心となるアイデアはやはり正しかった。プロジェクトは大幅に練り直されたものの、チームはWatches&Wondersで披露したトリックの素晴らしい再解釈モデルを製作し、2024年9月に納品予定となった。

Parmigiani Petite Seconde
新しいトリックコレクションは3つのモデルでスタートした。ここで紹介する2本のトリック プティ・セコンドと、スプリットセコンドクロノグラフである。トリックの最新バージョンは、ふたつのデザイン言語のあいだで行き詰まっているように見えた。文字盤にはオリジナルラインで見られたギヨシェ装飾が施されていたが、しばしばアプライドの数字とロゴが、文字盤のブロックの中に浮かんでいることが多く、一貫性に欠けていてデザインを邪魔しているように見えた。削ぎ落とされた文字盤を持つトンダ PFと比べると、トリックは少し場違いな感じがしたのだ。

新作のトリックは、トンダと同様に簡素化された文字盤デザインを採用し、新しいオーバルロゴを取り入れている。18Kホワイトゴールド文字盤のギヨシェ装飾をやめ、アンティークのマリンクロノメーターや置き時計からインスピレーションを得た木目調の質感を表現した。ミシェル・パルミジャーニ氏はブレゲのサンパティーククロックなどの修復作業でこの技術を完成させた。酸化した文字盤を剥がし、酒石酸、海塩、銀を脱塩水で混ぜ合わせたものを使って、新たな粒子状の質感を作り出したのだ。文字盤はグレーセラドン(青磁、グリーン)とサンドゴールドで仕上げられ、それぞれ18KWGまたはRGのプレートの上につくられる。文字盤プレートの面取りされたエッジをとおして、インダイヤルや5分置きのインデックス付近で層を形成しているのがわかる。職人が作業の抵抗を感じつつ微細な粒が形成されるまで、手作業で工具を使い圧力をかける。文字盤はその後、手作業で適切な色の18Kインデックスを付けて仕上げられるのだ。

Toric Petite Seconde
手巻きムーブメントのPF780は、全体が18KRGで作られていながら、それと同様に簡素化されたモダンなデザイン言語を備えている。コート・ド・フルリエ仕上げが施された18KRG製ブリッジからは、ふたつの香箱とテンプのみを見ることができ、底部にはサンドブラスト仕上げのプレートが覗いている。このスタイルはイギリスのシンプルなフロステッド仕上げと、スイスの装飾的なエレガンスの中間に位置している。ムーブメントはリューズを巻いた時の感触を重視していて、時計を扱うたびにその感触が忘れられなくなり、次に購入する時計を想像する際のポイントになる。ムーブメントの厚さはわずか3.15mmで、振動数は2万8800振動/時、パワーリザーブは約60時間である。

Toric Petite Seconde
これが“トリックらしくない”と感じるなら、それで構わない。ブランドは意図的にオリジナルコレクションの復刻やリメイクを避けてきたが、ミシェル・パルミジャーニ氏のオリジナルデザインの核となる要素はいくつか残している。ドーリア式柱にインスパイアされた“トーラス”幾何学(ある点を中心に円を描いて立体的な“ドーナツ”を、ニューヨーカーなら“ベーグル”を作る)の要素を加えたローレットベゼルは、トリックラインの一貫した特徴として続いている。ケースも一新され、鋭角的なデザインはなく、むしろ流れるようなラインがストラップにつながり、それを湾曲したバネ棒が支えている。これはミシェル・パルミジャーニ氏のオリジナルコンセプトである“調和とバランス”を追求したものだという。トリックとトンダ PFが調和し、まとまりのあるラインナップになったと感じる。

Toric Petite Seconde
グリーンとホワイト(プラチナ)の組み合わせのトリックは個人的なお気に入りだが(まだゴールドを身につけることに100%自信がないため)、RGのトリックも素晴らしい。特にブラックダイヤルにローズのアクセントを加えたRG製の初代トリックが大好きだ。全体的に仕上げは見事で、非常に控えめなテンプ受けでさえ、ムーブメントがもっと見えてもおかしくないと思えるほど、十分な見ごたえがある。もしそういったディスプレイを望むなら、パルミジャーニのほかのラインナップに目を向ければいい。

Toric Petite Seconde
またこの角度から見ると、文字盤が完全にフラットではないことに気づくかもしれない(6時位置のやや窪んだスモールセコンドを考慮しなくとも)。文字盤はケース内側のエッジに合わせてわずかに下がるシェヴェデザインを採用しており、サファイアがケースと接する部分の面取りを鏡のように映し出している。

Toric Petite Seconde
トリックに加えられた最後のふたつの工夫は、ミシェル・パルミジャーニ氏(そしてイタリア生まれのグイド・テレーニCEO) へのオマージュである。最初の工夫は、ムーブメントのふたつの香箱のあいだにあるコート・ド・フルリエに刻まれたミシェル・パルミジャーニ氏のシグネチャーだ。これはブランド創設者への新たな敬意を示している。一方、ストラップは通常見られる伝統的な縫い方ではなく、ナポリの一流テーラーが使用する“プント・ア・マーノ”スタイルのステッチで縫われる。

Toric Petite Seconde
最後に、本モデルは40.6mm×8.8mmというサイズで、装着感も良好だ。厚さが9mm以下になると、高級時計のドレスウォッチとして理想的なサイズに近づく。ラグが少し短くなっているので、手首に対してやや高さがでるが、手首の小さい人(下の写真のトニー・トライナのように)でも問題なく着用できるだろう。7.25インチ(約18.4cm)の私の手首にはぴったりフィットした。

Toric Petite Seconde
新しいトリックコレクションは、パルミジャーニにとってこれまで以上にまとまりのある1歩であり、唯一現代的なトンダ PFラインだけに頼ることなく、ブランドを確固たる地盤に乗せるだろう。しかし、一部のコレクターにとっては価格がネックになるかもしれない。プラチナとRGケースでつくられたこの時計はそれぞれ820万6000円、709万5000円(ともに税込)となり、素材と仕上げに割高感がある。これらは目の肥えたコレクター向けに深く考えられた時計であり、トンダ PFよりも少し難解で正当化しづらいかもしれないし、さらにトンダ PF GMTラトラパンテの2倍近い価格であるため、顧客の支持を得るには時間がかかりそうだ。しかしパルミジャーニはまたヒット商品を手に入れたように思う。新しいコレクションを早期に購入した人は、手に入れたことにきっと満足するだろう。

パルミジャーニ・フルリエ トリック プティ・セコンド。直径40.6mm、厚さ8.8mmの18KRGまたはプラチナ製ケース、30m防水。文字盤は18KWGまたはRG製、ハンドグレイン仕上げ、ケースに合わせたアプライドインデックス(RG製はサンドゴールド、プラチナ製はグレーセラドン)。18KRG製の手巻きムーブメント、Cal.PF780搭載、時・分・スモールセコンド表示、2万8800振動/時、ツインバレルにより約60時間パワーリザーブ確保。手縫いのヌバック製アリゲーターストラップ、ケースとマッチしたピンバックル。

女性が創設したブランドの最新作だ

ヴィーレン ゴールドウェーブスはジェンダーニュートラルな時計製作に華やかさをもたらす!

スイスのマイクロブランド、ヴィーレンが得意とするレクタンギュラーピースと、最新のステレオカプセルコレクション、“ゴールドウェーブス”を探る。

ヴィーレン(Vieren)の創業者ジェス・チャウ(Jess Chow)氏にとって、ウォッチメイキングの世界は文字どおり彼女のDNAに刻まれている。チャウ氏の両親は時計起業家であり、初めて出会ったのはバーゼルワールドの見本市だった。ブランド創設者である彼女は、高級時計製造とファインウォッチメイキングに浸った環境で育ったのだ。彼女の生い立ちを考えると、スーパーコピー 代引き自身のユニークな経験と視点を生かして独自の時計ブランドを立ち上げるのは時間の問題だったことは明らかである。

スイスの伝統に基づく時計づくりに囲まれた生涯と、経営コンサルタントとしてビジネスの世界で経験を積んだ数十年の集大成として、ヴィーレンは2020年正式に公の場に登場した。この偉業を可能にしたのは、チャウ氏が尊敬する、ブランドの創造的ビジョンを担うファッションデザイナー(プロジェクト・ランウェイ・カナダの優勝者でもある)サニー・フォン(Sunny Fong)氏との運命的な出会いによるところが大きい。チャウ氏とフォン氏は、時計業界のノウハウを融合させ、モダニズムのエッジを効かせたファッションのレンズをとおして、完全に共生関係で働くチームとして形成した。

VIEREN Watches Trio
ヴィーレンは比較的若いブランドであるにもかかわらず、その多彩なコレクションを通じて、驚くほど独自性と統一感のあるアイデンティティを確立した。このブランドのデザイン言語は、3つの重要な柱に分けることができる。まず、選ばれたキャンバスとして機能する、建築的なレクタンギュラーケース形状。次に特注のスイス製自動巻きムーブメントの活用。そして、それぞれの作品のシェイプと機能を伝える、鋭いストーリーテリングセンスだ。

私が初めてヴィーレンの世界に深く踏み込んだとき、このブランドが私の時計づくりの夢を何らかの形で垣間見たかのような、心地よい不思議な感覚に襲われた。まるで目新しさを求める私の声、70年代のカフウォッチと同じかゆいところに手が届くファンキーなデザインを求める私の声、直径を数ミリ小さくしただけのメンズウォッチではなく、洗練されたムーブメントを求める私の、さまざまな声が、知らないうちにすべて聞き届けられ、気づかぬうちに実現されていたかのようだった。こんな素晴らしいブランドがすでに存在していることをどうして知らなかったのだろうという思いと、それがすでに存在していることの素晴らしさを感じる複雑な感情が渦巻いた。

現在、ヴィーレンのカタログには、“OGオートマティック”と“ステレオ”というふたつの異なるコレクションが展開されている(これについてはのちほど説明する)。その名前からすでにお察しのとおり、“OGオートマティック”コレクションはブランドが初めて時計製造に取り組んだ代表的なコレクションである。フォン氏のモダニズム建築への愛をオマージュしたこのファミリーは、繊細さと大胆さの相互作用によって特徴づけられ、しばしばリッチなマットブラックとホワイトのモノクロームの色合いを奏で、そのすべてがブランドの中心となる薄型のレクタンギュラーケースデザインに収められている。

VIEREN Watch Trio
各ケースは、オーバーサイズでありながら滑らかにつくられており、9.2mmの薄型さと緩やかな傾斜が設けられたラグにより、あらゆるサイズの手首になじんでくれる。ヴィーレンの時計におけるジェンダーニュートラルな側面は、単なる後付けやマーケティング目的ではなく、ブランドの時計製造の精神にしっかりと組み込まれており、最初の時計がリリースされる前から十分に考慮されていたものである。このコレクションの最も魅力的なバリエーションのひとつは、レザーダイヤルがレザーストラップにシームレスに流れ込むというエッジの効いた、レザーオンレザーの“クロコ”モデルだ。これこそが私が話している目新しさだ。みなさん! これが私にとって時計を楽しくしてくれる要素だ!

VIEREN Watch Caseback
ヴィーレンは量より質を重視するモデルを展開している。これは、今日普及している大量生産の基準を覆す新鮮なアプローチだ(これは時計業界だけに限った話ではない)。ブランドのラインナップに含まれるすべての時計は、技術的には限定版であり、各時計は最大で100本に限定されていることが多い。しかしその数はかなり少なく、特別なデザインは通常わずか5本程度にとどまる。スイスのラ・ショー・ド・フォンにある独立系メーカーとの提携により、ヴィーレンの時計に搭載される各ムーブメントはすべて、スイスETA製の自動巻きムーブメントの特注バリエーションであり、それらは手作業で製造され、完成までに6カ月以上を要する。

最新のゴールドウェーブスモデル
VIEREN Golden Waves
さて、ヴィーレンというブランドの基本をできる限り説明したところで、いよいよ本題に入ろう。新たにリリースされた最新の5ピース限定モデル、ゴールドウェーブスは、(70年代の有名なナイトクラブの)スタジオ 54の華やかさとグラマー、そしてディスコの黄金時代にインスパイアされた、スタジオコレクションの頂点を極めた哲学的な代表作である。

ゴールドウェーブスは、スタジオコレクションの音楽とのつながりと、ダンスフロアのリズミカルなエネルギーを極限まで追求し、音波の本質を捉えて時計の形に変換している。コレクションのモノクロームケースとブレスレット(ゴールドPVDコーティングのステンレススティール)はそのままに、文字盤中央にあるスケルトナイズされた部分から見える特注ムーブメント(自動巻きのスイス製ETA-2671)を囲む日付リングは、1970年代に発売されたブラウンのステレオシステムのボリュームメーターへのオマージュとして、再構築されている。

ゴールドウェーブスをほかのモデルと差別化している最も印象的なディテールは、ダイヤルの中心から放射状に広がる、音波の波動を模した立体的なパターンである。滑らかな外観にもかかわらず、各放射状リングのエッジは非常に鋭く、さまざまに研磨された面が光を劇的に反射する。文字どおり金色のディスコボールのように光り輝いており、このモデルに非常に適している。さらにこのモデルには、ブランドのシグネチャーとなる、見えない部分に隠されたユニークな細工が施されている。ミニッツトラックが刻印された18Kゴールドの見返しリングが、ケースサイドに刻まれているのだ。

VIEREN Golden Waves on wrist
ゴールドウェーブスを着用した際、41mm×27mmのケースが手首のカーブにぴったりフィットすることに感動した。これは、私が時計に求める感触の“理想的なバランス”に達していた。重すぎず、軽すぎず、小さすぎず、巨大すぎず、ちょうどいい感じだ。この感覚は、メッシュブレスレット自体の構造によってさらに強化される。小さなリンクはそれぞれ取り外せるため、着用者が望むフィット感を作り出すことができるのだ。テーパリングのないブレスレットは、ケースからシームレスに移行し、私がとても魅力的だと感じるカフのような形状を実現している。

ゴールドウェーブスとヴィーレンの時計製造の精神は、時計業界のなかで欠けていた部分を埋める存在のように感じられる。情熱的な楽しさ、コンセプチュアルなデザイン、そしてマイクロブランドのスケールで行い、実験的な取り組みをもたらしている。ファッション志向の時計にありがちな、ムーブメントを多少犠牲にしてブランドのアイデンティティやロゴを追求するような妥協は一切ない。究極的に言えば、これは次世代の時計愛好家の心に響くブランドであり、もしかすると、私のストーンダイヤル復活の夢(具体的にはラピスラズリ)を最終的に叶えてくれるブランドになるのかもしれない。

基本情報
ブランド: ヴィーレン(Vieren)
モデル名: ゴールドウェーブス(Gold Waves)

直径: 41mm x 27mm
厚さ: 9.2mm
ケース素材: ステンレススティール(ゴールドPVD加工)
文字盤: ゴールド
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ゴールドPVD加工のステンレススティールブレスレット

ロレックス時計コピー n級品優良通販店ムーブメント情報
キャリバー: ETA-2671
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 約44時間
巻き上げ方式: 自動巻き
石数: 25

価格 & 発売時期
価格: 5850ドル(日本円で約90万4000円)
発売時期: 同ブランドのウェブサイトで独占販売中
限定: あり、世界限定5本(裏蓋にシリアルナンバー入り)

今年チェックしておくべき、時計にまつわる7のニュース

気がつけばもう12月も終わりだ。個人的な感想だが、今年はスポーツ、カルチャーの分野で明るいトピックスが多かったように思う。大谷翔平の快挙に加えてパリ五輪では海外五輪最多の45個のメダルを獲得し、第76回エミー賞では日本を舞台にしたハリウッド時代劇『SHOGUN 将軍』が作品賞など史上最多の計18部門に輝いた。2024年は1月1日に起きた能登半島地震により大きな打撃を受けてのスタートとなったが、これらの話題が少しでも日本を明るくしてくれればいいと思っている。一方時計業界は2023年以降のコロナ規制緩和の動きもあり、海外に赴いてのプレゼンテーションがグッと増えた印象だ。欧米のブランドとの生のコミュニケーションの場が増えた分、これまで以上に濃密な情報を提供していきたい。今回はそんな2024年を振り返って来年へと踏み出すべく、チェックしておきたい7つの話題をダイジェストでお届けしていく。

チャリティーオークションでムーンスウォッチ スーツケース11点が約9137万円で落札
2024年2月25日


 いまだ熱狂は冷めやらず、今年もHODINKEEではムーンスウォッチにまつわる数々のトピックスを紹介してきた。4月のWatches & Wonders期間中(もはや遠い昔のように感じる)にはムーンフェイズ部分に“スヌーピー”の姿を描いたミッション・トゥ・ザ・ムーンフェイズが発表され、6月には地球の自然環境にインスピレーションを得たミッション オン アース、その翌月にはわずか2週間ほどしか販売されないミッション トゥ ザ スーパー ブルー ムーンフェイズの発売がアナウンスされた。その後米国と中国でムーンスウォッチのオンライン販売が開始されるというニュースを挟み、スーパーコピー Nランク代金引換10月にはなんと“アースフェイズ”なる新機能を搭載した完全新作もリリース。2023年はミッション トゥ ムーンシャイン ゴールドの年だったが、今年はより個性的なモデルがコレクションに加わった印象だ。


ニコラス・G・ハイエックセンターの2階にあるオメガブティック銀座本店での展示の様子。

 しかしそんな2024年の明け、まず最初に届いたのはムーンスウォッチの新作に関してではなく、11本のムーンシャイン ゴールドモデルをオリジナルのスーツケースに収めてオークションにかけるというニュースだった。全11点が用意されたこのセットは2月25日開催のサザビーズ オークションに出品されるとブランドは発表。2月1日から11日まではチューリッヒにバンコク、シンガポール、そして東京など世界11ヵ所のオメガ ブティックで展示が行われ、SNSを中心に大きな話題を呼んでいた。

 結果として11セットの落札価格は総額53万4670スイスフラン(当時のレートで約9137万円)を達成し、成功のうちに終了。その売り上げは、同社が2011年から提携している失明予防のための非営利団体オービス インターナショナル(Orbis International)に100%寄付された。オメガの社長兼CEOであるレイナルド・アッシェリマン(Raynald Aeschlimann)氏は、その結果について次のように語った。「今回のユニークなオークションは、世界中のムーンスウォッチファンの心を捉えました。この収益をオービスに寄付できることに非常に感激しています。私たちはオービスが推進する眼科治療ミッションが素晴らしいことであると心から信じており、彼らのために募金を集めることができただけでなく、彼らの知名度がこの活動を通じてさらに高まったことを大変嬉しく思っています」。ムーンスウォッチの人気は、おそらくもう少し続くだろう。今年オーナーとなった(純白のスヌーピーモデルだ)身としては、皆がまたムーンスウォッチに注目するような仕掛けが来年予定されていることを望んでいる。

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新たな時計見本市“ミラノ・ウォッチ・ウィーク”の開催がアナウンスされる
2024年7月


 時計業界では現在、時計見本市をより一般の愛好家に開く動きが進んでいる。今年のWatches & Wondersでは一般公開日が2日から3日に拡大され、時計文化の啓蒙という観点から独自の路線を辿っているドバイ・ウォッチ・ウィークはその会期中に一般公開も実施している。そして今年の7月、時計愛好家と時計ブランドをつなげる新たな時計見本市“ミラノ・ウォッチ・ウィーク”の開催が告知された。会期は10月4日から6日の3日間で、会場はかの有名なテラッツァ・マルティーニ。今年はアンデルセン・ジュネーブにフェルディナント・ベルトゥー、グルーベル・フォルセイ、MB&Fなど独立系メゾンを中心に21ブランドが参加していた。イタリアは食やアート、テーラリングの中心地であると同時にヴィンテージウォッチ市場をいち早く築き上げてきた場所でもある。当然そこに集う愛好家も熱心な人々が多く、Time + Tideの記事によると、30ヵ国以上から3000人を超える参加者が集まった会場には、メディア関係者よりも愛好家やブランドの顧客が多く見られたようだ。すでに2回目を望む声も挙がっているようで、来年の開催に期待が膨らむ。

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数々の議論を巻き起こしたパテック フィリップ キュビタス
2024年10月


 ある意味、今年一番話題を呼んだ時計ではないだろうか。海外誌の広告ページがSNSにリークされたことで瞬く間に世界中に拡散され、その特異なスクエアフォルムに対してさまざまな評価が飛び交った。どこかノーチラスを思わせる面影を持ちながら、突然変異のような存在感もある。キュビタスのなかではエントリーにあたるSS製のRef.5821/1Aでなお、653万円(税込)というプライス(アクアノート Ref.5167Aの392万を大きく上回る)もしばしば論点になっている。

 直径45mmという(数字の上では)ビッグサイズに対する意見も挙がっていたが、実際にキュビタスを手首に乗せた人々の意見は概ね好意的だ。僕自身も一度機会を得て、3本すべてを試してみた。ケースの薄さもあり、特にブレスレットのモデルは僕の17cmという日本人において平均的な太さの腕にも心地よくフィットした。わずか数分程度の試着だったが、数字から感じる以上に着用感はよかったと伝えておく。


僕のInstagramに投稿した写真だ。こちらはゴールドコンビ。


こちらはSSモデル。サンレイのグリーンダイヤルは色調も穏やかで、ファッションに合わせやすく感じた。

 ベンも自身の記事のなかで語っているが、ブランドが顧客の平均年齢を引き下げ、新規層を開拓するべく新たなモデルを提示した際には、大抵の場合既存のコミュニティに大きな衝撃を与える。それはノーチラスとアクアノートにも当てはまり、当時は高級ブランドがSS製の(比較的)安価な時計に注力する動きをよしとしていなかった。だが、その後の成功についてはご存じのとおりだろう。ティエリー・スターン氏はブランドの整合性を重視し、ときに大胆な判断を行える人物だ。2021年のSS製ノーチラスのディスコンもそのひとつであり、これについてはSS製ウォッチがコレクション全体を牽引する存在となることはブランディング上望ましくないからだと語っている。いまだキュビタスについてはSNSでは厳しい意見も飛び交っているが、この時計がパテック フィリップというブランドに何をもたらすのかについての判断を下すにはもう少し時間が必要だと感じる。

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失われたジョン・レノンのパテック フィリップ Ref.2499問題に(一旦)終止符が打たれる
2024年11月14日


 少々ニッチだが、HODINKEEでも2014年にベンが「姿を消した最も偉大な12の腕時計」という記事で話題に挙げて依頼、約10年にわたって追い続けてきたトピックだ(ちなみに2014年時点では、その存在すら懐疑的であった)。ジョン・レノン(John Lennon)が40歳の誕生日にオノ・ヨーコ氏から贈られたRef.2499 パーペチュアルカレンダー・クロノグラフは、1952年から1985年のあいだにわずか349本のみ製造されたうちの1本である。しかしレノンはその2ヵ月後に、ニューヨークにあるアパートの外で殺害される。彼の死後、オノ・ヨーコの自宅で保管されていたこの時計は当時の運転手であるコラル・カルサン(Koral Karsan)によって盗み出され、彼女との別件の係争によって彼が母国へ強制送還された際にトルコへと移動。その後Ref.2499はベルリンを拠点とするオークションハウス、香港在住のイタリア人ディーラーとわたり(このあたりの詳しい話はIn-Depthをチェックして欲しい)、最終的にこの時計が持ち込まれたクリスティーズ・ジュネーブがオノ・ヨーコの弁護士に問い合わせたことでその所在が発覚することになる。この時点で彼女は35年前にレノンに買った時計を紛失したことに気がつき、そこから泥で泥を洗うような法廷闘争が10年にわたり続けられることとなったのだ。


 そして2024年の11月14日、スイスの最高裁判所によって、この時計の所有権がオノ・ヨーコにあるという判決が下された。件のイタリア人ディーラーは速やかに時計を返却するよう命じられ、ようやく彼女のもとに戻ってきたのだ。この時計に関するその後の処遇はオノ・ヨーコが決めるところだが、ジョンの息子であるショーン・レノン(Sean Lennon)氏を含め、彼らは本件に対してひどく心を傷めていたようだ。以下は、過去のRECOMMENDED READINGからの抜粋だ。

「この時計に関して私たちが乗り越えてきたことすべてを思うと、取り戻すということがとても重要なのです」とショーン・レノン氏はニューヨーカー誌に語った。「私にとってこの時計は、信頼することがいかに危険であるかを何よりも象徴しています」

 イタリア人ディーラーことマウリツィオ・デ・シモーネ(Maurizio de Simone)氏の息子であるジュリアン・デ・シモーネ(Julian de Simone)氏は、この判決が下された当日にInstagramに動画を投稿している。彼は「この件に関して飛び交っている噂や誤った情報を正すため、私たちはこの事件の真実を共有する準備ができています」と主張しており、Youtube上にも本件に関する動画をアップしている。この物語は完璧に幕を閉じたのだろうか。SNSの一部では来年のオークションにこのRef.2499が出品されるのでは? という噂も囁かれている。

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新生ユニバーサル・ジュネーブ、ポールルーターのトリビュートピース3モデルを発表
2024年11月


 2023年も終わりというタイミングで飛び込んできた、ブライトリングのオーナーシップグループであるパートナーズグループがユニバーサル・ジュネーブ(以下、UG)を買収したというニュースを覚えているだろうか。ドクサやニバダ・グレンヒェンなど一度消滅したブランドのリバイバルが続くなか、UGは“眠れる巨人”として長らく手付かずのままで残されてきた。同ブランドには熱烈な愛好家が多く存在しており、今年の前半には各所でポールルーター、トリコンパックスなどの名品がどのように扱われるのか、納得のいく形で復活がなされるのかについての議論が交わされていた。ブランド復活に対する期待値の表れかセカンドマーケットにおけるヴィンテージUGの価格は上がり続け、現在では状態のいいトリコンパックスは100万以下ではほぼ存在していない。

 そして今年の11月、2026年の再始動への期待をさらに高めるかのように、3本のポールルーター SAS トリビュート エディションが発表された。これらはスカンジナビア航空による世界初の北極圏横断商業飛行の70周年を讃えるべく製作されたもので、とりわけローラン・ジョリエ(Laurent Jolliet)氏が史実に基づいてハンドメイドしたメッシュブレスが付属するホワイトゴールド(WG)製のバリエーションは出色の出来栄えだ。この1本は2025年5月にフィリップスのオークションで出品され、収益はジュネーブで応用美術を教える準備校、CFP(Centre De Formation Professionnelle)Artsに寄付される。

 このコンセプトウォッチを実際に目にした人間が周りに少ないので、時計そのものに対する言及はここでは行わない。しかし少なくとも、来年の5月まではこのトリビュートモデルに対してどのような評価が下されるのかという議論が続くだろう。個人的には2026年のグローバルローンチに向けて、来年末あたりにまた大きなトピックスが投下されるのではないかと考えている。

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香港で行われたTOKI-刻- ウォッチオークションでジャパンインディペンデントが大躍進
2024年11月22日


 時計製造、時計収集の世界において独自の文化を有する“日本”にフォーカスした史上初のテーマオークションとして企画されたTOKI(刻)ウォッチオークションが、さる11月の22日にフィリップスのアジア新ヘッドクォーター「WKCDAタワー」にて開催された。HODINKEE Japanは同オークションのメディアパートナーとして、日本の地でヴィンテージウォッチ収集の土壌が形成されるまでのストーリーや、昨今大きな盛り上がりを見せるジャパンインディペンデントウォッチの現在についてさまざまな形で紹介してきた。日本の時計市場、そこに眠る希少な個体に対する評価がそもそも高いこともあり、当日の会場には過去類を見ないほど大勢の人々が詰め掛けたという。

 その期待の高さをそのまま表すかのように、大半のロットが事前のエスティメートを大きく上回る形で終了。なかでも大きな話題を呼んだのが、ジャパンインディペンデントウォッチメーカーの時計たちだ。特にロット107の大塚ローテック 6号 東雲は直前にGPHG・チャレンジ部門の受賞で箔がついたこともあってか、ハイエスティメートの10倍近い42万香港ドルでハンマー。その後菊野昌宏氏の蒼(SOU)が68万香港ドルで落札されたほか、オークションを締めくくるように終盤ロットに名を連ねたMasa & Co、クロノトウキョウ、タカノ、Naoya Hida & Co.も好調な成績を残した。

 その他、クレドール ノード 叡智、カシオ G-SHOCK G-D5000-9JRなどのジャパンブランドもハイエスティメートを大きく更新し、極上ロレックススーパーコピー代引き専門店そら~会場を大いに沸かせていた。ウォッチコレクティングの分野における日本市場の価値が、さらに高まってきていることを示す結果と言えるだろう。TOKIに出品したなかにはすでに大きなリリースを控えているところもあり、2025年におけるジャパンブランドのさらなる躍進が今から楽しみでならない。

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HODINKEE Japanの5周年を祝うイベント【Hjp5】を開催
2024年12月19日


 最後は、僕たちにとって今年一番のトピックスとなったこちらで終わりにしたい。2019年11月18日に誕生したHODINKEE Japanは、今年5周年を迎えることになった。最初は編集長・関口、和田のふたりでスタートした媒体は読者やパートナー、関係者の皆様に支えられながら成長し、少しずつメンバーを増やしながらここまで歩んでくることができた。12月19日にはその感謝の気持ちを直接伝えるべく、渋谷のTRUNK(HOTEL) CAT STREETにて5周年記念のイベント“Hjp5”を開催。スペシャルゲストとして俳優の谷原章介氏をお招きしての対談、本国版HODINKEE新編集長であるジェームズ・ステイシーとグランドセイコー企画担当の江頭康平氏とのクロストーク、そしてG-SHOCKの父である伊部菊雄氏の登壇と盛りだくさんの内容に、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。

 詳細なイベントレポートは、追って公開される予定だ。2024年も間もなく終わる。HODINKEE Japanは次の5年を見据えて、今後も時計にまつわる価値あるストーリーをお届けできるよう歩みを続けていく。

ブレゲの新CEO グレゴリー・キスリング氏は、アジアを歴訪した。

ブレゲから届いたニュースレターに、時計関係者は少なからず驚いたはずだ。創業250周年を翌年に控えたこの時期に、CEOが交代したというのだから。この日からメゾンの舵取りを任されたのは、オメガの製品デザインやムーブメントの開発に20年間にわたって関わってきたグレゴリー・キスリング氏。突然の交代劇が、違和感を抱かれていることに気付いたのだろう。2日間の日本滞在の間、キリング氏はブレゲファンや取引先、メディア関係者らと時間が許す限りコミュニケーションを図った。物腰は柔らかく、知的な語り口が、我々の不安視を払拭する。2022年からオメガの商品開発担当副社長としてブランドを大躍進させた手腕が、ブレゲでもいかんなく発揮されるはずだ、と。


ブレゲCEO グレゴリー・キスリング/マイクロテクノロジーを学び、学士号とMBAを取得。さらにラグジュアリーマネジメントの修士号を取得した後、カルティエの技術部門を経て、2004年にオメガ入社。プロダクトマネージメント責任者として経験を積み、2022年に商品開発担当副社長に就任した。2024年10月1日より、現職。

photo by Keita Takahashi

2代連続の時計師ルーツのCEO誕生。自身が感じるミッションとは?
極上スーパーコピー時計代引き専門店そら~「自己分析は得意ではないので、信用してもらえないかもしれませんが」──そう前置きをした上で、グレゴリー・キスリング氏は、「CEOとして何を期待されているとお考えですか?」との我々からの質問に対し、慎重に言葉を選びながら語り始めた。

「私はオメガで長くプロダクト開発に従事し、その後は世界中を歴訪してコレクターや時計関係者とコミュニケーションを図り、新たなコラボレーション、イベントの企画にも携わってきました。そうした多様性が評価され、起用されたのだと思います」

 前ブレゲCEOのリオネル・ア・マルカ氏は、技術畑一筋の人物であった。対してキスリング氏は開発者である上に、マーケティングも経験したオールラウンダー。さまざまなイベントの準備が進んでいるであろう2025年のメモリアルイヤーと、その先の未来を託すには最適な人物だと言えよう。

「オメガは量産型ブランドであり、ある意味工業製品的です。対してブレゲの時計は、すべての箇所に必ず人の手がかかわる真の意味での高級時計です。来年250周年を迎える老舗であり、アブラアン-ルイ・ブレゲから受け継いだ素晴らしいヘリテージがある。そうしたDNAは決して変えることなく、最新のテクノロジーとの融合でさらなる革新を目指していきたいと考えてます」


photo by Keita Takahashi

ブレゲが持つ強みは、時計1本ごとに現れる固有の表情
ギヨシェパターンを内製できる唯一の時計ブランド
 キスリング氏が言う、ブレゲの手仕事と初代から受け継ぐヘリテージを象徴する1つが、ギヨシェダイヤルである。

「他社は、19世紀から20世紀初頭に使われていたギヨシェマシーンをメンテナンスしながら使っています。対してブレゲは、初代の時代と同じ仕組みのギヨシェマシーンを自社製造している唯一のブランドです。パターンカムも製作が可能なので、新しい文字盤の模様が生み出せる。これは他社にはできない、ブレゲならではの強みです」

 例えば、マリーンコレクションで使われる波モチーフのギヨシェは、新たに製作したパターンカムによってかなえられたオリジナルである。さらにダイヤモンド製の彫刻刀により、脆い真珠母貝(MOP)へのギヨシェ彫りも実現している。

「またグラン・フー エナメルの技術も有していて、発色が非常に難しいダークカラーであるブラックやネイビーのエナメルダイヤルをリリースしてきました。ギヨシェもエナメルも、人の手が大きくかかわっているため、ブレゲの時計は1つずつ微妙に表情が異なるユニークピースになってくれるのです」

 ギヨシェとグラン・フー エナメルを組み合わせた「新たなフランケダイヤルの登場はありますか?」との問いに、キスリング氏は「素敵ですよね」と笑顔を浮かべ、含みを持たせた。


ブレゲ クラシック 7337 文字盤全体に施されたバーリーコーンのギヨシェパターンと、シンメトリーに配されたカレンダーとムーンフェイズ、それに対してオフセットしたスモールセコンドなど同社らしいデザインが光る。


ブレゲのマニュファクチュールには、レストアされた古いギヨシェマシーンと自社製造した真新しいマシーンとが合計50基以上並ぶ。またギヨシェの職人を、社内で育成してもいる。

ブレゲウォッチの大いなるルーツはスースクリプションとモントレ・ア・タクト
「ギヨシェとエナメルに加え、スモールセコンドなどをオフセットしたアシンメトリーなダイヤルデザインも、初代が製作した懐中時計にしばしば見られるブレゲのDNAです」

 この日、キスリング氏が着用していたのも、トゥールビヨンをオフセットしたアシンメトリーダイヤルであった。クラシカルな印象をキープしながら、レイアウト操作で大胆な印象をブレゲは併せ持たせてきた。

「2005年に登場したトラディションコレクションも、すごく古典的であると同時に、極めて大胆でもあります。ムーブメントをダイヤルから見せることは、今ではトレンドの1つで他社にも採用例が多くあります。しかしトラディションのように、メゾンのDNAから生まれた例は他にありません。そのルーツとなったのは、初代ブレゲが考案したシンプルなスースクリプションウォッチであり、そこから派生したむき出しになった時針に手で触れて時間を知るモントレ・ア・タクトの背面に備わっていた、オフセットダイヤルの下側にムーブメントを構築するスタイルを受け継いでいるのです」


ブレゲ トラディション オートマティック レトログラード セコンド 7097 ブティック限定モデル。かつてのスースクリプションウォッチからインスパイアされて、2005年に誕生したコレクションだ。


グレゴリーCEOの手元にはクラシック トゥールビヨン エクストラフラット オートマティック 5367が。5時半位置にアシンメトリカルに配されたトゥールビヨンは、時計デザインとしてもユニークだ。

photo by Keita Takahashi

 2005年にトラディションを発表した際、故ニコラス G. ハイエック氏は、「これはブレゲのアバンギャルドだ」と強く訴えた。そしてフュゼチェーン(鎖引き)によるトゥールビヨン、完全に独立させたクロノグラフ輪列、巨大なレトログラードデイトといった独創的な機構の数々を搭載してきた。

「発明と革新こそが、ブレゲにとってもっとも重要なDNAです。トゥールビヨンが初代ブレゲの発明であることは、古くからの時計ファンには周知されていますが、若い世代のコレクターには意外と知られていません。ですから250周年を機に、若い人たちにもっとアプローチしたいと考えています。メゾンの歴史を知ってもらう機会を作り、ギヨシェや面取りを体験してもらうなど、ブレゲの魅力を肌で感じていただきたい」

 オメガ時代にも、キスリング氏が企画したイベントは大盛況で話題にもなった。その経験が、ブレゲでも生かされる。


ブレゲの初代懐中時計トゥールビヨンのひとつ、No.169。ジョン・アーノルドのムーブメントにブレゲのトゥールビヨンキャリッジを搭載したもの。


トラディションのインスピレーション源となった、スースクリプションウォッチ。ブレゲ初期の懐中時計 No.3424(1820年販売)。

ブレゲらしいデザインをするために、ムーブメントが必要となる
 アシンメトリーダイヤル、トラディションのメカニズムを表に露わにするスタイルといったブレゲならではのデザインは、オリジナルのムーブメントなくしては成しえない。実際、キスリング氏は「ムーブメントの開発は、まずダイヤルデザインをどうするのかを検討することから始まる」という。

「今も、複数のキャリバー開発が進んでいます。それらの機構は、各コレクションのバランスを考えながら決められます。そしてシンプルなタイムオンリーのキャリバーであっても、ブレゲらしさが求められます」

 開発中のキャリバーの中には当然、250周年記念モデル向けも含まれていますよね、と尋ねると「開発は、進んでいます。それらは、ブレゲの偉大な遺産と現代、さらに未来をつなげるタイムピースになります」との答えが返ってきた。

 現代のブレゲは、初代ブレゲの発明を受け継ぎ、アップデートしてきた。
「トゥールビヨン、ミニッツリピーターのリング状ゴング、永久カレンダー、耐衝撃機構パラシュート、自動巻き機構ペルペチュエルはどれも初代の発明であり、ブレゲが元祖です。そうした事実を、もっと広く知ってもらいたい」


 初代の発明で、まだ再現されていない機構はいくつかある。代表的なのはレゾナンス、そして初代も完成に至らなかったナチュラル脱進機。初代によって製作されたレゾナンス懐中時計が、開発チームの手に渡って久しい。ナチュラル脱進機も、ブレゲが先鞭を着けたシリコン製であれば実現可能だろう。

「レゾナンスは、ブレゲにとって重要なメカニズムですが、実現へのハードルは高い。シリコンパーツは、同じグループ傘下のニヴァロックスとの連携が欠かせません」

 これらの登場を肯定も否定もせず、しかし真摯にキスリング氏は答えてくれた。250周年記念モデルでは、どんなメゾンの歴史が紡がれるのか、胸を躍らせて来年を待ちたい。

IWCに脈々と息づく核心への挑戦的取り組みを、

デイヴィッド・セイファー(David Seyffer)

1974年、ドイツ生まれ。歴史家、文学博士。2003年にシュトゥットガルト大学で自然科学・技術・歴史学の研究を修了(2012年に同分野で博士号を取得)。時計製造の歴史に関する論文執筆のためにIWCの歴史的記録へのアクセスを許可され、2007年にアシスタントミュージアムキュレーターとなる。2010年にミュージアムチーム エグゼクティブマネージャーに就任。現在はIWCミュージアムの館長であり、自身もキュレーターを務める。

インタビュー当日、デイヴィッド・セイファー氏がつけていたのは、2024年の新作ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 44(IW503702)。従来のレッドゴールドよりも硬く優れた耐摩耗性を備えたArmor Gold®ケースを持つモデルだ。

去る2024年11月13日に、今年もジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)の授賞式が開催された。先日公開した記事でGPHG 2024の全受賞作と速報レポートを公開したが、最優秀賞に相当する2024年の金の針賞(Aiguille d'Or)に輝いたのはIWCのポルトギーゼ・エターナル・カレンダーだった。現地に赴き、レポートをしてくれたリッチ・フォードンは受賞理由を次のように考察している。

「私の考えではGPHGの審査員が、最信頼性の日本スーパーコピー時計代金引換専門店!すでに名声を確立したブランドがなおも時計製作の新たな1歩を踏み出したことを評価した結果だと思われる。これは重要なことだ。IWCはビッグ・パイロット・ウォッチやポルトギーゼ・クロノグラフを安定して販売するだけでも成功を収め続けるだろう。しかし並行してこのような挑戦的な取り組みを行った点は、業界にとっても評価すべきことである。革新は若手や独立系のみに委ねられるべきではない、という強いメッセージがこの金の針賞には込められているのである」

彼の言葉にもあるが、IWCは歴史的に見ても革新的な挑戦をしてきたブランドのひとつだと個人的に思っている。そもそも同社は、スイスの手工業的なウォッチメイキングにアメリカ式の工業生産手法を取り入れるという挑戦によって成功したブランドだ。新素材の導入にも積極的で、いまや多くブランドが使用するチタニウムやセラミックスなども、他ブランドに先駆けてコレクションに投入してきた。さらにはチタニウムに匹敵する軽さと堅牢性、セラミックスとほぼ同等の硬度と耐傷性を持つセラタニウム®や、発光するセラミックス“セラルーメ®”など独自素材も開発している。なかでも時計業界に大きな影響を与えたのは、複雑機構のひとつである永久カレンダーの分野においてだ。

クォーツの普及によって機械式不遇の時代であった1985年、IWCはダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダーを発表した。ETAの7750をベースとした自動巻きのCal.79261を搭載したこの時計が革新的であったのは、永久カレンダー機能をすべてリューズで調整可能だった点だ。これにより、日付、曜日、月、年、ムーンフェイズ(月齢)の調整が複雑な操作なしにできるようになり、従来の永久カレンダーに求められる面倒な操作が解消され、シンプルな操作性を実現した。加えてこの時計が革新的であったのは、その正確性や精度だった。約500年間正確に作動するよう設計され、とりわけ文字盤上に四桁の西暦表示を初めて備えていた点は見逃せない。この四桁の西暦表示は、カレンダー機構の完成度を大幅に引き上げたと言っていいだろう。こうしたほかにはない機構をわずか80点前後の部品で構成していたという事実も画期的だった。

そんなIWCのパーペチュアル・カレンダーをさらに進化させた時計こそ、金の針賞を受賞したポルトギーゼ・エターナル・カレンダーであり、まさにIWCにおける飽くなき革新への挑戦を象徴する存在である。IWCのスペシャリストであるIWCミュージアム館長、デイヴィッド・セイファー氏はこうした同ブランドの挑戦や製品に対してどんな考えを持っているのか? 我々のインタビューに対し、彼は実に真摯に答えてくれた。


IWCミュージアム館長からみたIWCの魅力とは?
佐藤杏輔(以下、佐藤)
時計好きの人たちのあいだで、IWCは質実剛健で真面目なブランドであるというイメージがあります。IWCの歴史をよく知る立場からみたブランドのイメージ、魅力はどんなところですか?

デイヴィッド・セイファー氏(以下、セイファー氏)
質実剛健、真面目というイメージには私も同意見です。この質実剛健というのは、つまり信頼性ということに関係するものですし、それは私たちにとって大変重要なものです。 時計で言えば、たとえばムーブメントの優れた精度ですよね。これは過去、歴史的にも常に私たちが提供してきたもので、IWCというブランドの特徴として的を得ていると思います。

佐藤
IWCミュージアムはオープン以来、年間約8000人ものお客様を迎えているそうですが、ミュージアム運営にはどのくらい人たちが関わっているのでしょうか?

セイファー氏
だいたい3人で運営しています。そのなかのひとりは元時計技師、ウォッチメーカーをしていた方です。それから展示場で仕事をしてくれるスタッフもいます。たとえばお客様の案内係ですね。それからガイドをしてくれる人が10人ほどいて、すべてのスタッフを合わせると20人ぐらいの人たちがいます。


佐藤
ガイド向けの歴史を学ぶ教育プログラムのようなものはあるのでしょうか?

セイファー氏
もちろん、ありますよ! もうリタイアした時計技師の方や若い人、なかにはシャフハウゼン州のシティガイドとして案内業を専門的にやってきた人もいて、さまざまなお客様、さまざまな質問に答えられるようにきちんとマッチングした多様なガイドがいます。たとえば、今1番年長のマゴーバートさんという方は1979年にIWCに入社した元社員で、勤続40年という豊富な経験を持つ方もガイドとして私たちに協力してくれています。

ひとりひとりに対して私が教えるということはありませんが、全員が特徴のある案内をしていますし、それぞれに得意なテーマを持っています。先ほどお話したように、長くIWCで働き、ブランドのことを熟知している人たちもいますね。それぞれ自分が選んだ、たとえばベストな展示時計は何かというテーマに沿って説明、案内をすることもあります。これが正しい情報なので覚えておいてくださいと私たちからお伝えすることはもちろんありますが、あとはそれぞれガイドの方に任せています。そのほうがロボットではない、顔の見える人間らしいガイドのあり方ではないかと考えているからです。そうすることで画一的ではない、お客様のニーズに合わせた説明ができると思います。

佐藤
多くのブランドがヒストリカルピースを探すことに注力していますが、IWCミュージアムの展示品はどのように集め、管理しているのですか?

セイファー氏
もともとホムバーガー家がIWCを所有していた時代から収集を始めていました。そういう意味ではもうコレクションの基盤がしっかりできていたため、私たちは幸運だったと思います。現在も収集は続けていますが、さまざまなチャネルを使っていますよ。とてもありがたいのは、お客様のほうから所有する時計を持ち込んでくださることですね。それからセカンダリーマーケットのディーラーとの人脈がありますし、オークションも見ています。ただ、気をつけないといけないのはIWCが入札の名前に入っていると、いきなり値段が跳ね上がってしまうことですね。私たちとしても毎年使える予算が限られていますので、バランスを見ながら収集をしています。


インタビュー当日、会場となったIWCブティック銀座2階の特設会場には、歴代パーペチュアル・カレンダーやコンプリケーションウォッチが展示された。

佐藤
限られた予算で重視するのは時計のクオリティですか? それとも数を集めることでしょうか?

セイファー氏
とてもいい質問ですね。やはり複雑機構を備えたいいものを集めようと思うと相当高額になります。たとえばある年代の全コレクションを揃えたいというような場合は数が優先されることもありますが、そのときどきで何を優先すべきかを検討しています。それから市場には出ていない、プロトタイプ、試作品として社内に保存されているものが相当数あり、私たちはこれを展示会でも利用しています。商業化はされなかったけれど、画期的なデザインを持つものが残っていますし、クルト・クラウス氏が作ったプロトタイプもありますね。あとはホワイトセラミックを使用したクロノグラフというのもありました。

プロトタイプのホワイトセラミック製Ref.3705 フリーガークロノグラフはHODINKEEのジェームズ・ステイシーさんの記事がとても話題になって、2022年の新作として登場することに繋がりましたから、そういった当時は商業化されなかったプロトタイプがインスピレーションの元になって新作に繋がることもあります。

佐藤
卒業論文のテーマにIWCを選んだそうですが、興味を引かれた理由を教えてください。

セイファー氏
それは、IWCが古い資料にアクセスを認めてくれたオープンマインドな数少ない企業のひとつだったからです。こちらからお願いしたら、すぐにどうぞということでアーカイブを自由に閲覧させてくれました。しかも非常に豊富な資料が残っていました。論文を書く場合、 まず資料を見る機会があること、そしてそれを自由に使わせてもらえることはとても重要な条件になります。それに適ったのがIWCだったのです。

私は資料を調べることで、たとえば、かつてセラミックスのイノベーションがどのよう起こり、どのような工程で商品化されたのかといったことの再現を試みたり、その再現を試みる際にも、元社員へのインタビューを通じてさまざまな調査をすることができました。

私は当時、複数の企業の戦略を研究していましたが、IWCの過去の資料はとても膨大で調べるだけでも手一杯なほどでした。加えて、IWCの歴史が自分の研究分野のテイストとマッチしたことも引かれたところです。そのため、手を広げるよりもIWCに絞って研究しようと決めたのです。

長年の課題を解決したエターナル・カレンダー

IWC ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー Ref.IW505701 価格は要問合せ

グレゴリオ暦の複雑な規則、不規則性、例外を正確に再現し、対応する“究極のカレンダー”である、IWC初のセキュラー・パーペチュアル・カレンダーモデル。本作を持ってIWCは2024年GPHGの金の針賞を受賞した。時計の詳細はこちらから。

佐藤
2024年に発表されたエターナル・カレンダーのどんなところが魅力だと思いますか? 過去のIWCの技術がDNAにあると思いますが、ミュージアム責任者の視点から見てエターナル・カレンダーの見どころや特徴を教えてください。

セイファー氏
うるう年問題(※)というのは、1756年にトーマス・マッジが時計の暦、カレンダーを作ったときからどう解決するべきかとずっと考えられてきた問題です。 グレゴリオ暦ではうるう年がない(本来あるべきだが飛ばす年がある)年が2100年に(加えて2200年、2300年にも)巡ってきます。これをどうするのかということです。

パーペチュアルカレンダーは、日本語にすると永久カレンダーですが、エターナル・カレンダーも日本語では永久カレンダーとなります。英語では区別できるのでいいのですが(笑) では、パーペチュアルカレンダーとエターナル・カレンダーはどこが違うのか。エターナル・カレンダーでは新たに8つのパーツを使ったことによって、2100年のうるう年問題が解決することができたのです(2100年を平年として表示ができるようになった)。2100年のうるう年問題が今の私たちにとって本当に大きな問題かというと、 そんなことはないのですが、歴史的に見ても技術的に見ても、エターナル・カレンダーは時計史において新たな1歩を踏み出す技術になったと考えています。

佐藤
IWCでは過去のコレクションについて、基本的にはどんな製品もアフターサービスが受けられると聞きます。エターナル・カレンダーもそうした生涯アフターサポートされる製品となるのでしょうか?

セイファー氏
そうですね(笑)。我々がある限り、もちろん“エターナルな存在”でありたいと願っています。真面目な話をすると、当然ながら修復やアフターサービスについては生涯ご心配に及びません。1870年代のF.A.ジョーンズの時代に作られた時計であっても、ちゃんとアフターサービスを受けることができます。スペアパーツがない場合は、イチからパーツを作るということまでやっていますから。たとえばエターナル・カレンダーのムーンフェイズは、1日の誤差が生まれるのが4500万年後ですから、その頃まで我々が存在しているかということは危ぶまれますが(笑)基本的には安心していただいて大丈夫ですよ。

貴重なIWCのアーカイブを今にしっかりと受け継ぐ

こちらは1980年代に1000本限定で製作されたリミテッドモデルのRef.5503。1930年代から1940年代に製造された名機Cal.97の耐震装置付き版であるCal.972をベースに、カレンダーモジュールを加えたCal.9721を搭載。シルバー製のケースに収められている。ハンターケース仕様でシースルーバック越しにムーブメントを見ることができる。クルト・クラウス氏により設計された。

佐藤
230点以上の品々がミュージアムに展示されているそうですが、特に思い入れのある展示品はなんですか?

セイファー氏
難しい質問ですね。何しろお気に入りがたくさんありすぎるので(笑)。それに時によって自分の趣味も変わりますし、聞かれたときどきで答えが変わってしまうこともありますから。ただし私の個人的な趣味とは関係なく、特別な展示品というのはいくつかあります。そのうちのひとつが、 今でもあるご家族が所有されているとても古い、おそらくIWC最古の懐中時計なんです。それは許可をもらい、現在ミュージアムで展示をさせていただいています。それと1977年の懐中時計ですね。当時は機械式時計に将来はないと言われていましたが、そんななかでもあえてIWCが複雑カレンダー機構を搭載した懐中時計を作り上げた記念すべきもので、今回の来日に合わせて展示しています。

それからクルト・クラウスは機械式時計にはもう将来がないと言われた当時、なんとかしなければならないということでひとつのプロジェクトを立ち上げました。その結果生まれたのがダ・ヴィンチです。1985年にはダヴィンチでパーペチュアルカレンダーを製作しました。これはパーペチュアルカレンダーがもともと懐中時計に使われていたという伝統をベースにして開発したものです。歴史を振り返ると、IWCは機械式時計が世間から見限られたときにも、ソfれを作り続けたブランドであることがわかります。

1985年に発表されたダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー Ref.3750。英語・フランス語・ドイツ語表記バージョンがあったが、展示されていたのはドイツ語表記仕様のIW3750-01だ。

佐藤
2007年にアシスタントミュージアムキュレーター、2010年にはミュージアムチームのエグゼクティブマネージャーに就任されたそうですが、ミュージアムオープン当初を振り返って思い出深いエピソードを教えてください。

セイファー氏
個人的なキャリアについては自分にとってはどうでもいいことで、素晴らしい同僚、チームに恵まれたということが一番重要なこと、大切なことでした。私たちが共通して持っていたのは、IWCのヘリテージを受け継いでいくというパッション、情熱です。そしてミュージアムで私たちが研究して収集したものを時計を愛する人たち、コレクターたちと共有するということが何よりも大事なことです。IWCがコレクションを通して際立ったブランドであることを世の人々に知ってもらうということが、自分たちにとって1番大事なことだと考えてましたから。それは単なる一介の資料整理係をしていた頃から、ヘリテージ部門に移って上に立つようになっても変わりません。ロレックス スーパーコピー代金引換を激安自分が仕事をできるのはあと16年くらいでしょうか。私は好奇心がとても強いので、まだまだやらなきゃいけないこと山積みだなと思っています。

佐藤
ミュージアムには現在ないものの、今後ぜひ展示したい過去のコレクションはありますか?

セイファー氏
まずは展示スケールを大きくしたいですね。そのために収集も進めています。それと今私がやりたいと思っているのは、IWCの創立者F.A.ジョーンズが作っていた時代の懐中時計コレクションの展示会です。実現できれば、そもそもIWCができた当時、どんなことを考えていたかが見えてくるのではないかと思っています。

それからもうひとつは、時計というよりはどちらかといえばアートに近いのですが、IWCの広告宣伝の歴史に関する展示会をしてみたいですね。あまり知られてないのですが、IWCはとてもイノベーティブな広告宣伝を早くから実施しているのです。たとえば1920年から30年代のカタログを見ると、当時としてはもちろん、現代でも通じるような照明の使い方、撮影アングルなど先進的なことをやっているんですよ。あとは1980年代ですね。チューリッヒの新聞に時計を1本だけをぽつんと置いた(構図の)全面広告を出していました。当時としては大きなスペースなのに“1本の時計だけにフォーカスするなんて”と、皆が驚いた広告でした。それは時計の存在感を強調するものでしたが、そういった広告を特集したいと思っています。

カール F. ブヘラ 様々な色彩が溢れる「マネロ トゥールビヨン ダブルペリフェラル パラダイス」を発表~

地上の楽園:カール F. ブヘラ、様々な色彩が溢れる「マネロ トゥールビヨン ダブルペリフェラル パラダイス」で自由闊達な一面を見せ、マネロ ペリフェラルをより軽やかで鮮やかにイメージチェンジ

創業135年のスイスの時計メーカーが、よりカラフルな未来と現代的なスタイルを謳歌した、全く新しい美しさを持つ新作を発表します。

マネロ トゥールビヨン ダブルペリフェラル パラダイスほど、明快なものはないでしょう。
すべての視線を集めるこの限定モデルが、CFBを再定義することに決まっていたかのようです。18Kローズゴールド製ケースは、スーパーコピー代引きバゲットカットの宝石(ツァボライト、サファイア、アメジスト、ルビー)40個ですべて覆われたベゼルに縁取られています。

すべての宝石は天然素材で自然な色を持つ唯一無二の石であり、それぞれが隣の石と色味がなめらかに繋がるように慎重に選ばれています。この挑戦でさらに難しかったのは、ブラックのサンレイ仕上げ文字盤の上に、ベゼル上の宝石と全く同じ石をちょうど合う位置にインデックスとしてセットすることでした。ローズゴールド仕上げの針がケースを引き立て、ブラックのハイブリッドラバーストラップにより、ダイナミックな外観を仕上げています。

現代的な生き方を祝福
マネロ トゥールビヨン ダブルペリフェラル パラダイスはまさに現代的な生き方の多様性を象徴する、今にふさわしいマイルストーンであり、今を生きる起業家たちの考え方や、仕事や生活の幅広いシーンで情熱を追求する姿勢を反映するものとして作られました。彼らは自由で偏見を持たず、あらゆる挑戦に可能性を見出しています。そして彼らと同じように、マネロ トゥールビヨン ダブルペリフェラル パラダイスの放つ色彩も、一つの概念として特定することはできません。自然界の虹は、夢の実現を象徴するものです。この素晴らしい特徴を持つ時計は、その定義は別としても、楽園は私たちの周りにあるということを語っています。

また、この時計は目を引くデザインはもとより、時計職人の最高峰の技術を表現しており、CFB最高傑作のひとつでもあります。「ダブル ペリフェラル」として、33石のムーブメントに搭載されたブランドを代表する2つのペリフェラルテクノロジー:自動巻き上げ機構と「フローティング」トゥールビヨンキャリッジが特徴です。ムーブメントの地板にもその上のブリッジにも固定されていない、耐衝撃性に優れたトゥールビヨンが、3つのセラミック製ボールベアリングによって外周部で固定され、空間に浮かんでいるように見えます。

マネロ トゥールビヨン ダブルペリフェラル パラダイスはわずか18本の限定生産で、2023年3月16日公式発表です。

ダイナミックな新時代
マネロ トゥールビヨン ダブルペリフェラル パラダイスは、CFBのダイナミックな新時代を表現しています。この2つのモデルは、1月に発表したフォージドカーボン製モデルを含む素晴らしいオールブラックのCFBカプセルコレクションに加え、ブランドが新しい素材に挑戦していることを示すものです。

2023年、これから発表を予定している他モデルでもお伝えするように、年間を通じてますます鮮やかなデザインが発表され、CFBはより多くの人々に#ExploringTime(時を探し求めて)を始めるきっかけとなるよう、積極的に取り組んでいます。

【仕様】
マネロ トゥールビヨン ダブルペリフェラル パラダイス
リファレンスナンバー: 00.10928.03.39.11
限定: 世界限定18本

ケース: 18Kローズゴールド
・レインボーカラーでバゲットカットのツァボライト
・サファイア、ルビー合計40個(3.9ct)をセットしたベゼル
・両面無反射コーティングドーム型サファイアクリスタル
・無反射コーティングサファイアクリスタルバック
・3気圧(30m)防水
ケースサイズ:直径43.1mm/厚さ11.57mm
ムーブメント: 自動巻き、CFB T3000キャリバー(COSC認定クロノメーター)
・直径36.5mm/厚さ4.6mm
・33石
・65時間パワーリザーブ
機能: フローティングトゥールビヨン、ストップセコンド、時、分、スモールセコンド
文字盤: ブラックのサンレイ仕上げ
・レインボーカラーでバゲットカットのツァボライト
・サファイア、ルビー合計11個(0.4ct)をセット
針: ローズゴールド仕上げのドーフィン針
ストラップ: 「ブラッシュ」テクスチャのハイブリッドラバーストラップ
・クイックリリースシステム
・18Kローズゴールド製穴留式フォールディングクラスプ
価格: 22,550,000円(税込)

【お問い合わせ】
SwissPrimeBrands株式会社
電話: 81 (0)3 6226 4650

[カール F. ブヘラ]
カール F. ブヘラは1888年の創業以来、卓越性、革新性、情熱の代名詞となってきました。創業者のパイオニア精神とホームタウンであるルツェルンで育まれたコスモポリタン精神を特徴とし、今では世界中でその存在を認められるグローバルブランドとして成長しております。また、スイスでも数少ない独立したオーナー経営による時計メーカーのひとつで、現在は3代目となるヨルグ・G・ブヘラがグループを率いています。
カール F. ブヘラが製造するコンテンポラリーな時計は、独自のデザインと最高の精度、優れた機能性を兼ね備えています。ブルガリ スーパーコピー代引きそして技術の革新に取り組んだカールF. ブヘラは、ペリフェラル技術のマーケットリーダーです。ペリフェラル式自動巻きシステムの特許だけでなく、外周で支えるトゥールビヨンキャリッジとミニッツリピーターレギュレーターで、「フローティングトゥールビヨン」の特許も取得しました。さらにCFBマスターラボと名付けられたカスタムオーダービジネスは、最高の創造力と創意工夫を表現したオンリーピースを作り出すために、お客様を第一に考えるというブランドの姿勢を最大限に発揮しています。

<セイコー アストロン>Nexterシリーズより、「国境なき医師団」コラボレーション限定モデルが登場

セイコーウオッチ株式会社は、<セイコー アストロン>Nexter(ネクスター)シリーズより、「国境なき医師団」とコラボレーションした数量限定モデル2機種を4月21日(金)に発売いたします。希望小売価格は、GPSソーラーモデルが330,000円(税込)、ソーラー電波モデルが198,000円(税込)です。

強さと調和を兼ね備え、未来を切り開く「Nexter(ネクスター)」シリーズ
Solidity & Harmonicをコンセプトに、「次世代リーダー」の相棒として、ユーザーの強い志と調和の共存を、先進テクノロジーとスタイリングで表現しています。

[国境なき医師団]
ブライトリングスーパーコピー 代金引換民間で非営利の医療・人道援助団体。紛争地や自然災害の被災地、貧困地域などで危機に瀕する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助活動を届けています。現在、世界約70の国と地域で、医師や看護師をはじめ約4万6000人のスタッフが活動(2021年実績)。1971年にフランスで設立、1992年には日本事務局が発足しました。日本国内では、援助活動に参加する人材の採用・派遣、人道危機や医療ニーズを伝える証言・広報活動、現地医療活動を支える資金調達などを行っています。www.msf.or.jp

≪特徴≫
より良い未来を切り開く、両者の「志」を体現した限定モデル
国境なき医師団の設立50周年と、セイコー創業140周年にあたる2021年に、記念すべきコラボレーションモデルを発売し、大きな反響をいただきました。第二弾となる本作は、緊急性の高い医療ニーズに応えるため、国境を越えて活動を行う「国境なき医師団」の「志」と、未来を切り開くアストロンNexterシリーズの「志」を体現した、特別なコラボレーションモデルです。
今回発売する2モデルの販売で得る売上金額の5%が、国境なき医師団の支援活動に寄付されます。当社は国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標10(人や国の不平等をなくそう)を念頭に置き、本寄付活動を行います。

人道支援の想いが込められた、「国境なき医師団」のブランドカラー「レッド」を象徴的にデザインで表現。
クリーンなホワイトシルバーを基調とするダイヤルに、国境なき医師団のブランドカラー「レッド」を象徴的に採用。艶やかなホワイトのセラミックスベゼルが限定モデルに相応しい特別感を演出します。

カン足を大胆にそぎ落としたチタンケースの造形と質感の高いソリッドなチタンブレスレットは、腕に心地良くおさまりが良く、軽快かつアクティブな印象を与えます。硬質で傷つきにくいセラミックス表示板をベゼルに採用することで洗練されたスポーティーデザインを実現しています。シャープな時針、分針にルミブライトを採用し、夜間でもストレスのない見やすさを提供します。


【GPSソーラーモデル】
GPSソーラーモデルには、特別なシリコンストラップが付属します。アストロン初となる、ホワイトをベースとしたストラップに、国境なき医師団のブランドカラー「レッド」を組み合わせた二色成形の強化シリコン製です。

裏ぶたには国境なき医師団とのパートナーシップを表明する「IN SUPPORT OF MEDICINS SANS FRONTIERES」と、数量限定モデルの証である LIMITED EDITIONの文字、シリアルナンバーが記されています。今回のモデルカラーに合わせて制作した専用のスペシャルボックスには、国境なき医師団のシンボルマーク「ランニングパーソン」がレイアウトされ、付け替え用ストラップが収められています。

【ソーラー電波モデル]
ソーラー電波モデルの裏ぶたにも、GPSソーラーモデルと同様に、「IN SUPPORT OF MEDICINS SANS FRONTIERES」のメッセージと、数量限定モデルの証であるLIMITED EDITIONの文字、シリアルナンバーが記されています。

<セイコー アストロン>は、その名を1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクオーツウオッチ<クオーツ アストロン>から継承しています。高い時間精度で世界の人々のライフスタイルを一変させた「クオーツ革命」の意思を継ぎ、洗練されたスタイリングと唯一無二の機能性を共存させた、セイコーの先進性を象徴するブランドです。

【仕様】
<セイコー アストロン> Nexterシリーズ
国境なき医師団 2023コラボレーション限定モデル
品番 :SBXC133
希望小売価格(税込):330,000円

ケース :チタン(ダイヤシールド[※1])
バンド :チタン(ダイヤシールド)※付け替え用の強化シリコン製ストラップつき
ガラス :サファイアガラス(スーパークリアコーティング[※2])
防水性能 :日常生活用強化防水(10気圧防水)
ケースサイズ: [外径] 43.1㎜(りゅうず・突起部含まず)/[厚さ] 12.2mm
限定数量: 世界限定800本(うち国内570本)
発売予定日: 4月21日(金)
Comfotex[※3]

ムーブメント:GPSソーラームーブメント キャリバー 5X53
・時間精度:平均月差±15 秒(受信できない状態で、気温5℃~35℃において腕に着けた場合)
・受信機能:GPS 衛星電波受信によるタイムゾーン修正機能[※4]
・スーパースマートセンサー(自動時刻修正機能)[※5]
・強制時刻修正機能
*「5X シリーズ」では、キャリバー 5X53は、タイムゾーン修正(手動を除く)に成功すると、その地域のDST(サマータイム)の実施情報を反映した時刻を表示します。

<セイコー アストロン> Nexterシリーズ
国境なき医師団 2023コラボレーション限定モデル
品番 :SBXY059
希望小売価格(税込):198,000円

ケース・ブレスレット :チタン(ダイヤシールド)
ガラス :サファイアガラス(スーパークリアコーティング)
防水性能 :日常生活用強化防水(10気圧防水)
ケースサイズ: [外径] 42.7㎜(りゅうず・突起部含まず)/[厚さ] 11.4mm
限定数量:国内限定500本
発売予定日 :4月21日(金)
Comfotex Ti

ムーブメント:SBXY059
・ソーラー電波ムーブメント キャリバー 8B63
・時間精度:平均月差±15 秒(受信できない状態で、気温5℃~35℃において腕に着けた場合)
・デュアルタイム表示機能
・ワールドタイム機能(25タイムゾーン)
・電波修正機能(日本・中国・アメリカ・ドイツ・イギリスの標準電波を受信)
・ソーラー充電機能(フル充電時から約9ヶ月間駆動)

[※1]ダイヤシールド:日常使いの擦り傷や小傷から、時計本来の美しい輝きやきれいな仕上げを守るため、セイコーが独自に開発した表面加工技術です。
[※2]スーパークリア コーティング:光の反射を99%以上抑制する透明被膜を、ガラスの表裏両面に施したセイコー独自の無反射コーティング処理です。太陽光や照明がまぶしい環境下でも、ガラスの存在を意識させません。また、表面の防汚膜により汚れがついても簡単に拭き取ることができます。
[※3]Comfotex(コンフォテックス):ガラスの存在を感じさせない「スーパークリア コーティング」と、時計を傷から守る「ダイヤシールド」により、腕時計に求められる快適性(見やすい、傷つきにくい)を実現する、セイコー独自の快適技術です。また、さらなる快適性を追求した「 (コンフォテックス チタン)」では、ステンレススチールに比べ約 4 割比重が軽く、金属アレルギーを発生させにくいチタン素材を、直接肌に触れる部分に使用しています。
[※4]オーデマピゲ コピー掲載商品に内蔵されているタイムゾーンおよびDST(サマータイム)のデータは、弊社ウェブサイトにてご確認ください。( https://www.seikowatches.com/jp-ja/customerservice/gpstimezonedatainfo)。タイムゾーン・DST(サマータイム)の導入情報が変更となった場合には反映されません。手動タイムゾーン選択や、手動DST(サマータイム)設定が必要となります。
[※5]スーパースマートセンサー:1日に最大2回の自動時刻受信を行うセイコー独自の技術です。外出時などに、ダイヤルに太陽光が当たると自動で受信タイミングを調整し、GPS衛星電波受信を開始します。また、前回強制受信に成功した時刻を記憶していて、同時刻に自動で時刻修正します。
※充電量が不足しているときには受信を行いません。タイムゾーンを移動した際にはタイムゾーン修正が必要になります。

チャペックが「アンタークティック・コレクション」に新モデルを発表~

チャペックは、アンタークティック・コレクションの新しいモデルを発表しました。この新しいスリーハンズのタイムピースは、幾何学的なアプローチによる時刻表示を採⽤しており、最高級の時計製造と仕上げに対する同社の献身的な姿勢を忠実に守っています。

すべての時計は2つの基本的な法則に従っています。ひとつめは力学です。つまり、すべてが文字通り時計仕掛けのように機能する必要があります。ふたつめは、美学であり、これははるかに主観的なものです。時計は視覚的に魅力があり、挑発的で、魅惑的でなければなりません。
チャペックの最新モデルである、 Antarctique Titanium Dark Sector(アンタークティック・チタニウムダークセクター)では、これら2つの要素が完璧なバランスが保たれています。実証済みのキャリバーSXH5により駆動され、ダイヤルは優れた視認性を実現するように設計されています。

アンタークティックのキーポイントはスペースの慎重な生かし方にあります。トラディショナルなミニットトラックが、滑らかなアントラサイトのダイヤルの縁にさりげなく配置されています。
その内側には、5分⽬盛の位置で中断された2つのアーチで形成されるサークルがあります。ソード・シェイプの時針は港に⼊ろうとする船のようにアーチの隙間を指し、分針と秒針は、それぞれのペースでダイヤル上を動き、隙間を⼀瞬埋めます。これにより⼀種のアニメーションが作成され、シャネルスーパーコピー時計視覚的な幾何学的配置がわずかに変化します。

『アイデアはシンプルですが、それを実⾏するには高い精度が必要です』と、CEOのザビエル・デ・ロックモーレルは言います。
『ダスキーな文字盤の上で、セグメントからセグメントへ交差する針は、はるか上から見た海岸線のように見えます。文字盤のデザインは、インデックスが各セクター間の空隙になるよう設計されています。(これは、物質を定義するほとんど哲学的な方法です)。このことがこのモデルの名前「ダークセクター」に影響を与えました。これは南極のダークセクター研究所とアムンゼン・スコット基地の南極点望遠鏡SPTを思い起こさせます。南極の空は世界で最も澄んでいて暗いのです。アンタークティック・チタニウムダークセクターは、コレクションに共通のエレガントなケースとブラッシュ仕上げのチタニウム製ブレスレット、官能的な丸みを帯びたリューズガードから自然に生まれました。これらのグレーの色合いがモデル全体にモノクロームな雰囲気を生み出し、ダイヤルの2色、つまり12時位置の赤いドットと秒針の先端を際立たせています。』

アンタークティック・チタニウムダークセクターは、コレクションに共通のエレガントなケースとブラッシュ仕上げのチタニウム製ブレスレット、官能的な丸みを帯びたリューズガードから自然に生まれました。これらのグレーの色合いがモデル全体にモノクロームな雰囲気を生み出し、ダイヤルの2色、つまり12時位置の赤いドットと秒針の先端を際立たせています。
このモデルは、チャペックの堅牢な自動巻きムーブメント、キャリバーSXH5を搭載しています。リサイクルされたプラチナ製のマイクロローターによってドライブされ、最大60時間のパワーリザーブを提供します。

サファイア・クリスタル製のケースバックにより、19世紀の懐中時計のムーブメントを思い起こさせる7つのブリッジを備えた素晴らしい構築美を明らかにしています。ムーブメントの厚みが4.5mmであることは、この新しいモデルがアンタークティック・ファミリーの他のモデルと同様にスポーティでエレガントであることを意味しています。

年間100本の限定生産であるアンタークティック・チタニウムダークセクターは、世界中のチャペック指定販売店、ジュネーブのフラッグシップショップで⼊手することができます。

【仕様】
アンタークティック・チタニウムダークセクター
Antarctique Titanium Dark Sector


チタニウム製ケース
真鍮製、アントラサイトカラーのダイヤル
登録済みのセグメント・デザイン
完全自社製キャリバー
SXH5マイクロローター搭載

FUNCTIONS
-3針時・分表示 センターセコンド

MOVEMENT
-Czapekキャリバー SXH5 :自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム : リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ : 約56時間
-バレルのトルク : 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数 : 28,800 VpH (4Hz)
-径 : 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数 : 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント : 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ手作業による面取りサイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-チタニウム
-ケース : 40.5(径)x 10.6(厚)mm
-無反射加⼯がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加⼯がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性 : 120m
-ねじ込み式リューズ
-重さ : 95g

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

DIAL
-真鍮製アントラサイトカラーヴルーテ(ビロードのように滑らかな)仕上げ登録済みのセグメント・デザイン
-スティール製、ソード・シェイプの針スーパールミノーバ


【関連 Web Site】
CZAPEK Geneve:
https://czapek.com/

Noble Styling:
http://noblestyling.com/

[Czapek & Cie.社]
FrançoisCzapek(フランソワ・チャペック)は、チェコ生まれのポーランド⼈ウォッチメーカーで、ポーランド暴動に参戦した後、1832年、ジュネーブに逃れました。まもなく彼は自身のアトリエを開き、それから間もない1839年、同郷のAntoine Norbert dePatek(アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック)とのパートナーシップを結び、彼をウォッチメイキングの世界に誘いこみました。そのパートナーシップが終了する1845年、彼はCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を立ち上げ大きな成功を収めました。そして彼は、ナポレオン3世のお抱え時計師となり、パリのヴァンドーム広場にウォッチメイキングの歴史における最初期のブティックを開きました。また時計関連の書籍も著しましたが、残念ながら、その第2巻が発刊される前に亡くなってしまいました。
チャペックは、エクイティ・クラウドファンディングのおかげで2015年に優れたコレクションとともに復活し、フランクミュラー スーパーコピーその代表モデルは2016年11月、ジュネーブにて開催されたGrand Prix delʼHorlogerie(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)のパブリック・プライズを受賞しました。このコレクションは、1850年代のCzapekの作品からインスピレーションを受けています。美しいエナメル・ダイアルと7⽇間のパワーリザーブを持つ自社製ムーブメントが特徴のこのコレクションは、クラフトマンシップとデザイン、限定性が融合したものです。セカンド・コレクションは、サスペンド・トゥールビヨンとセカンドタイムゾーン機能が搭載されたモデルで、その1年後の2017年に発表されました。そして、チャペック社にとって初めてのクロノグラフ・モデルFaubourg deCracovie(フォーブル・ド・クラコヴィ)が2018年のバーゼルワールドで公開されました。2020年に同社は、チャペック社初の自社製ムーブメントを搭載しスポーティなブレスレットを備えたアンタークティックを発売しました、このモデルはマイクロローターの自動巻きを備えた3ハンドのモデルです。
チャペック社は、ジュネーブに本社を構えています。

ノモス グラスヒュッテ「タンジェント ネオマティック ローズゴールド」~

ノモス グラスヒュッテ 日本限定モデル「Tangente neomatik rosegold for JAPAN」~「タンジェント ネオマティック ローズゴールド」発売

1992年の発表以来、ノモスを代表するアイコニックピースであるタンジェント。この度、パテック フィリップ スーパーコピー日本限定のスペシャルなモデル「タンジェントネオマティック ローズゴールド」を発売します。

2023年 日本限定モデル「タンジェント ネオマティック ローズゴールド」
「タンジェント ネオマティック ローズゴールド」は、このモデルのために新たに製作された、タンジェント初となる K18 ローズゴールドケースを採用。文字盤はノモスの伝統的な白銀仕上げに優しいブラウンカラーのインデックス、さらにクラシックな青焼きの針が視認性を高め、華やかなローズゴールドのケースと相まって端正な顔立ちでありながら、柔らかくどこか儚いエレガントさを醸し出します。

ストラップはホーウィン社製シェルコードバンをへり返し縫いで仕上げ、洗練された印象を与えます。
ノモスのシンプルで洗練されたデザインにラグジュアリー感がプラスされた「タンジェント ネオマティック ローズゴールド」は、ドレスウオッチとして男女ともにご使用いただける 35mm サイズです。

搭載するムーブメントは、未来を見つめた革新的自社製自動巻「ネオマティック」キャリバーDUW3001 です。この薄型高性能キャリバーにより、自動巻とは思えないほどのスリムなプロポーションを実現し、ケースの厚みはわずか 6.9 mmとなっています。
1クラス上の「 Tangente neomatik rosegold for JAPAN 」は、製作本数わずか20 本の日本限定発売です。

【概要】
タンジェント ネオマティック ローズゴールド
品番:NM160S2

ケース径:35mm
ケース厚:6.9mm
風防:サファイヤクリスタル
防水:3 気圧防水
文字盤:亜鉛メッキ、白銀仕上げ、薄茶のインデックス
ケース:K18 ローズゴールド、シースルーバック、日本限定の刻印
針:青焼き
ムーブメント:DUW3001(ノモス自社製自動巻きキャリバー「ネオマティック」)

ムーブメント サイズ:直径28.8mm/高さ3.2mm
・青焼きヒゲゼンマイを用いたノモススウィング システム
・両側ネジ固定ノモス・バランスブリッジ
・秒針停止機構
・ゴールドプレートエンボス加工付き両方向巻き上げローター
・グラスヒュッテ3/4 プレート
・DUW制御システム
・6 姿勢調整
・27 石
・青焼きネジ
・グラスヒュッテストライプおよびノモス・ペルラージュ仕上げのロジウムメッキプレート
・ゴールド仕上げの刻印
・パワーリザーブ:約43 時間
ストラップ:ホーウィン社製シェルコードバン、ヘリ返しタイプ
尾錠:K18 ローズゴールド ウイングクラスプ

税込価格 :1,595,000 円
発売予定:2023 年7月末予定

SEIKO HOUSE GINZA (和光)の時計塔の文字盤が 史上初の"期間限定ミッキーマウスデザイン"に

セイコー、銀座のランドマークSEIKO HOUSE GINZAの時計塔の文字盤を、時計塔の歴史上初めて、期間限定でミッキーマウスデザインに


セイコーグループ株式会社は、ディズニー創立100周年のイベントの一環として、10月5日(木)からミッキーマウスのお誕生日である11月18日(土)までの期間限定で銀座四丁目SEIKO HOUSE GINZAの時計塔の直径2.4メートルのオーデマ・ピゲスーパーコピーn級品 代引き文字盤をミッキーマウスデザインに模様替えします。


ミッキーマウスデザインの時計塔文字盤


銀座四丁目の交差点に位置し、東京・銀座のランドマークとして知られるSEIKO HOUSE GINZAの時計塔の文字盤デザインにキャラクターを採用するのは、1932年に完成した、2代目となる現在の時計塔においてはもちろんのこと、 1894年竣工の初代時計塔を含めても初の試みとなります。時計の針のデザインがミッキーマウスの両手となり、銀座を訪れる人々に正確な時刻をお知らせします。 


さらに、交差点と反対側、SEIKO HOUSE GINZA屋上に向いた面の時計の文字盤も同様の模様替えを行います。この期間に、通常は一般公開していないSEIKO HOUSE GINZAの屋上に抽選でご招待し、ミッキーマウスの文字盤をバックに記念撮影をするチャンスをご用意いたします。

詳細は、下記URLをご参照ください。

展示販売イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」および公式ECサイトでのキャンペーンについて:
https://www.wako.co.jp/exhibitions/detail.html?id=disney100


なお、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社においても、ディズニーショッピング公式ツイッターにてフォロー&リツイートキャンペーンを実施いたします。
ディズニーショッピングの公式ツイッターアカウントをフォローし、8月8日(火)に投稿されるキャンペーンツイートをリツイートしてくださった方の中から抽選で10組様をご招待します。

ディズニーショッピングの公式ツイッターアカウント:
https://twitter.com/disney_shopping


ショーウインドウでもミッキーマウスをフィーチャー
同期間、SEIKO HOUSE GINZAの中央ショーウインドウにもミッキーマウスのアートワークが登場します。
時計塔とミッキーマウスが可愛く表現されたSEIKO HOUSE GINZAだけのミッキーマウスをフィーチャーしたウインドウをバックに、写真撮影をお楽しみください。


展示販売イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」開催
8月10日(木)~27日(日)銀座四丁目のセイコーハウス銀座ホールにて、「大人ディズニー」をキーワードとした展示販売イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」を開催します。

グランドセイコーの ディズニー創立100周年限定モデル[※2]や高級からくり置時計[※1]のほか、バッグ、ウェア、ジュエリーなど、このイベント期間中、和光でしか手にすることが出来ない、特別な限定商品を豊富に取り揃えて販売します。会場にはオリジナルのフォトスポットもご用意します。
[※2]『ファンタジア』をモチーフにデザインしたからくり置時計
グループ会社のセイコータイムクリエーション株式会社がディズニー映画『ファンタジア』をモチーフにデザインしたからくり時計を作り上げました。時計全体のデザインから、パフォーマンス時の音楽など細部に至るまでこだわり『ファンタジア』の世界観を表現しています。
▲SEIKO / Disney FANTASIA からくり置時計 Disney100 Edition FS205L
▲SEIKO / Disney FANTASIA からくり置時計 Disney100 Edition FS205L
商品:SEIKO / Disney FANTASIA からくり置時計 Disney100 Edition FS205L
価格:11,000,000円(税込)
限定数量:5台
商品詳細:https://www.seiko-clock.co.jp/news/2023/20230622.html

[※1]グランドセイコーからディズニー100をテーマにしたリミテッドエディションが登場
グループ会社のセイコーウオッチ株式会社より、シースルーバックの裏ぶたに、ディズニー100テーマでデザインされたミッキーマウスが描かれている、グランドセイコー数量限定モデルが登場します。グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座(和光本店)にて予約受付中のほか、展示販売イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」にて予約を受け付けます。

▲<グランドセイコー>ディズニー100リミテッドエディション SLGH023
▲<グランドセイコー>ディズニー100リミテッドエディション SLGH023
希望小売価格:1,430,000円(税込)
限定数量:100本
申し込み方法:https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/slgh023 
取扱店舗:グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座(和光本店)、展示販売イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」


セイコーハウス銀座ホールへぜひお越しいただき、和光でしか手に入らないオリジナル商品の展示販売イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」をお楽しみください。


【イベント・展示販売概要】
「Moments of Magic at the Clock Tower」
会期:2023年8月10日(木)~27日(日)
時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで) ※一部予約制
会場:SEIKO HOUSE GINZA(旧 和光本館)6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:東京都中央区銀座4丁目5‐11
※イベントの内容は予告なしに変更になる場合があります。

・Disney100特設サイト:
https://www.seiko.co.jp/disney100/

・購入特典について:
https://www.wako.co.jp/exhibitions/detail.html?id=disney100


ミッキーマウスをフィーチャーして模様替えしたSEIKO HOUSE GINZAの時計塔デザインが楽しめる絵皿時計
セイコーハウス銀座の時計塔の文字板が、ディズニーの人気キャラクター「ミッキーマウス」のデザインになることを記念して、セイコータイムクリエーション株式会社は、ミッキーマウスを文字盤にデザインした絵皿時計2モデルを8月10日(木)より数量限定で発売します。陶磁器メーカーの大倉陶園製の磁器でできた時計で、リシャール ミル スーパーコピーどちらの時計にもFS802Wのデザインのミニプレートが付属しています。

いずれも銀座セイコーハウス銀座ホールで開催する展示販売イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」の他、和光オンラインストアとセイコークロックオンラインストアでもお買い求めいただけます。